「句動詞の底力」詳細
句動詞について詳説した唯一無二の本
あなたの英語表現力を広げてくれる
用例とリストが満載!
多くの日本人が「前置詞」、そして前置詞が核となる「句動詞」を苦手としています。 それは、英語と日本語で決定的に異なる「空間」のとらえ方を知らないからです。
英語と日本語で決定的に異なるのは、「空間」に対するとらえ方です。ひと言でいって、英語は「空間」、日本語は「存在」で発想しているのです。そういった発想の中心になるのが前置詞を核とする句動詞なのです! ですから、日本人が英語の前置詞や副詞、そしてそれらが元になる「句動詞」の使い方を苦手とするのも無理はありません。
例えば、日本語では「木を切った」と言っても何の不自然さも感じませんが、これを英語でそのまま“I cut the tree.”と言うことは普通ありません。
I cut down the tree.「私は木を切り倒した」
I cut back the tree.「私は木を剪定した」
I cut up the tree.「私は木を細かく切断した」
I cut into the tree.「私は木に切れ目を入れた」
など、英語では「空間における動きや存在」に注意を払い、「木にどのような変化が起こったのか」を特定する必要があります。そして、そういった発想の中心になるのが前置詞を核とする句動詞なのです。
本書を通読し、句動詞について深く理解すれば、日本語と英語の発想法の違いがよくわかり、あなたの英語に対する見方が大きく変わり、同時に、英語に対する理解が深まっていることに気づくことでしょう。
本書は『バーナード先生のネイティブ発想・英熟語』(プレイス刊)の各章に多少の改編を施し、新たな2つの章(第12章と第13章)を加えたものです。『ネイティブ発想・英熟語』巻末の付録だった「重要句動詞&例文683」はウエブにて公開します。ダウンロードはここから(pdfファイル)。(例文についてのご質問は受け付けません)
information
クリストファ・バーナード著、四六判、220頁、本体1500円
内容紹介(pdfファイル:はしがきと第3章がすべて読めます→◆をクリック)
◆はしがき
◆第1章 英語は空間が大好き!
◆第2章 これは前置詞? それとも副詞?
◆第3章 句動詞とは何だろう?
◆第4章 句動詞の文法的なパターン
◆第5章 基本動詞と基本パーティクル
◆第6章 パーティクルの王様‘OUT’と‘UP’
◆第7章 GETの意味を正しく知る
◆第8章 プラス / マイナスそして次元から考える
◆第9章 日本語から逆方向に考えると
◆第10章 句動詞のエキスとは何だろう?
◆第11章 意味の地図を作ろう
◆第12章 句動詞から名詞へ:語彙を広げるために
◆第13章 句動詞と1語の動詞との関わり
詳細目次(pdfファイル)
本文索引(pdfファイル)
カリブ海セント・ルシア出身。イギリスで学び、ケンブリッジ大学を卒業。その後、アメリカのコーネル大学で言語学の修士号を取得したほか、テンプル大学でも教育博士号を取得する。日本では言語教育や辞書学の分野で幅広い著作活動を行っている。現在、帝京大学教授。
著書に、『英語句動詞文例辞典』『ルミナス英和辞典』(執筆)『ライトハウス英和辞典』(執筆)『日英辞典』(編著)(以上、研究社)、『バーナード先生のネイティブ発想・英熟語』『バーナード先生の英語上達の常識』『バーナード先生のネイティブ発想・英単語』『日本人が知らない英文法』(以上、プレイス)、Language, Ideology, and Japanese History Textbooks(RoutledgeCurzon)などがある。
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