鬼塚の「英文法は活きている」詳細
英文法の要点を
「日本人の理解しにくいテーマ」にそって整理
読むだけで、あなたの頭の中に自然にできあがる
「英語の見取り図」
英語を話す、書く、読む、聞くための手段として、
英文法の知識は必要不可欠です。
でも、あなたは、英文法を楽しく学んできましたか?
多くの人たちの答えは、"No."だと思います。
おそらく、ひとつひとつの文法事項が英語全体の中でどのような役割を果たすかわからないまま、丸暗記してきたはずです。
つまり、あなたは自分自身に納得できる形で英文法の整理ができていなかった
(自分なりの英文法理論を構築できていなかった)ということです。
ここで質問です。
あなたが、自分自身に納得できる形で英文法の整理ができなかった、断片的にしか英文法がわからなかったのは、英語の本質的な部分について教わらなかったからなんです。
本書は次のようなあなたたちを念頭に置いて書かれました。
学生時代に自分が納得できる英文法理論を見いだせなかったり、英文法を意識していなかった人。
受験時代に身につけた英文法理論を新たな視点から見直し、独自の理論を構築し直したい人。
英文法を丸暗記したため、それぞれの項目がバラバラで全体像がつかめない、実際に問題が解けない高校生・受験生。
本書の目的は、あなたに「英語の本質」について伝えることです。
本書には、ていねいな解説やくわしい説明は一切出てきません。
なぜか英語の本なのに、英語もあまり出てきません。
派手な飾りも一切ありません。
まるで小説や物語を読むように、すいすい読んでいけます。
しかし、 今まで、丸覚えするしかなかった英文法のルールが、
まるで部屋の見取り図のように、あなたの頭の中で整理されます。
英語は基本ほど奥が深い
英語を深く知るために英語の本質を教えてくれる
これまで構文丸暗記で勉強し、
「英語ってこんなものか。つまらないな」と感じていたあなたに
今まで疑問に思っていた“丸覚え英語”文法のなぞを解き明かしてくれます。
(内容サンプル)
Information
鬼塚幹彦著 四六判 240頁 本体価格1600円
内容紹介(pdf文書:各章の最初の2ページが読めます→最初の◆をクリック
◆はしがき・目次
◆項目リスト
◆序 章 英語についての考え方
◆第1章 動詞の時制----その働きの本質
◆第2章 冠 詞----英語で一番短く一番大切な言葉
◆第3章 前置詞----英語マスターへの大きな山
◆第4章 5つの文型----その背後にひそむ問題点と受動態
◆第5章 文同士の関係と"切る"姿勢----関係代名詞の理解
◆第6章 “that”と比較----日本人にとって一番やっかいな単語と表現の要点
◆終 章 「コミュニケーション英語」の流れの中で(試読できません)
英語習得のプロセスは、副詞に始まり副詞に終わる
助動詞とは、「〜だろう」と訳す
歴史的事実の場合には想像力の行き先が明示されている
仮定法の場合には行き着くべき先が明示されていない
進行形は非日常的なことを示す
歴史的にものを考える場合には完了形を用いる
過去完了とは物語である
冠詞は英語で一番大切な言葉である
最終的に、冠詞が名詞の意味を決める
不定冠詞aは読者に参加の余地を与える
a→what?
名詞を使うということは自ら冠詞の判断を引き受けること
aは“分ける”・“離れる”
所有格→所有権
“some”の中心には“プライバシー”の考え方がある
anyを用いる場合、用いる側はその後の名詞が具体的にはイメージできていない
「わかる」というのは自分の言葉で「訳せる」ということ
分業は人間社会の成立要件
文型に分類することが目的ではなく、自分にとって使いやすいような形で理解し了解しておく
“切る”べきところでは“切る”
関係代名詞は砂漠のオアシス
「固有名詞」の定義を自分なりに少し広めに設定してみる
thatは日本人にとって一番厄介な単語
客観性はお互いの了解事項の上に成り立つ
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東京大学文学部卒。代々木ゼミナール講師、私塾あすなろ主催。パフォーマンスに走らない一貫性のある正攻法の授業を展開し、本気で英語に取り組み高校生・浪人生、そして社会人にも強い支持を集めている。著書に『「京大」英作文のすべて』『「東大」英語すべて(上・下)』(研究社、共著)、『鬼塚の最強の英文法・語法(1・2・3)』(学研)、『中学英語でココまで話せる』『中学で習った英語の動詞でココまで話せる』(ジャパンタイムズ、共著)など多数。